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確定申告の書類を見たら「寄附金控除」、団体のサイトを見たら「寄付のお願い」。『寄付と寄附、どっちが正しいの?』と気になった方も多いはずです。
結論から言うと、「寄付」と「寄附」の意味に違いはありません。どちらも読み方は「きふ」で、法律や国税庁などの公的な書類では「寄附」、新聞や団体のサイトでは「寄付」がよく使われています。
この記事を読めば、2つの表記の違いと、場面ごとにどっちを使えばいいかの目安が分かります。
「寄付」と「寄附」に意味の違いはある?
まず安心してほしいのは、どちらを使っても意味は同じだということです。公共の役に立つ活動などのために、お金や物を見返りを求めずに差し出すことを指します。
違うのは「どこで使われることが多いか」だけなんです。
意味も読み方(きふ)も同じです。法令や税金の書類では「寄附」、日常の文章では「寄付」がよく使われます。迷ったら、相手の書類や案内に書かれている表記に合わせれば大丈夫ですよ。
読み方はどちらも「きふ」
「寄附」の「附」は見慣れない字なので、『別の読み方があるのかな』と思う方もいますよね。読み方はどちらも「きふ」です。
「附」は「つける・つき従う」という意味を持つ字で、「附属」「附則」のように法律や学校の名前でよく見かけます。
寄付とは何かをもう一度おさらい
寄付そのものの意味や、募金・義援金との違いは寄付とは?募金・寄贈・義援金との違いで紹介しています。言葉の違いが気になった方は、あわせて読んでみてください。
「寄附」はどこで使われている?法令・税金の書類の例
『公的な書類は寄附なんだ』と分かっても、具体的にどこで見かけるのか気になりますよね。この記事で参考にした公的機関のページから、実際の使われ方を拾ってみました。
| 公的機関・法令 | 実際の表記の例 |
|---|---|
| 国税庁(タックスアンサー1150) | 寄附金控除、特定寄附金、寄附金の受領証 |
| 国税庁(タックスアンサー1263・1266) | 認定NPO法人等寄附金特別控除、公益社団法人等寄附金特別控除 |
| 総務省 | ふるさと納税以外の寄附金税制、寄附金税額控除 |
| 内閣府(NPOホームページ) | 寄附について、寄附に伴う税制上の優遇措置 |
| 消費者庁 | 法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律 |
表は2026年10月時点の各ページの表記です。どの機関も「寄附」で統一して書いていることが分かります。

確定申告書も「寄附金控除」
寄付をした後に確定申告をする時、書類の欄も「寄附金控除」と書かれています。『自分が書く時も寄附にしないとダメ?』と心配になるかもしれません。
ただ、申告書の欄はもともと印刷されているので、自分で表記を選ぶ場面はほとんどありません。手続きの流れは寄付金控除の確定申告のやり方|必要書類とe-Taxの流れで紹介しています。
国税庁のサイトで探す時は「寄附」で検索
国税庁や自治体のサイトで情報を探す時は、「寄附」で検索するとページが見つかりやすいです。ページの中が「寄附」で書かれているからなんです。
例えば「寄附金控除」「特定寄附金」「寄附金税額控除」のように、公的な書類の言い方で探してみてください。
「寄付」が多く使われる場面
一方で、新聞や雑誌、NPO法人や公益法人のサイト、寄付の情報サイトでは「寄付」がよく使われています。「寄付のお願い」「寄付する」「寄付先」といった具合ですね。
日常の文章では「寄付」のほうが目になじんでいる、という方が多いはずです。このサイトでも、読みやすさを優先して「寄付」と書いています。
同じ団体の中で両方が出てくることも
団体のサイトを見ると、本文は「寄付」なのに、税金の説明だけ「寄附金控除」と書かれていることがあります。『表記がバラバラで不安』と感じるかもしれませんね。
これは、税制の名前を法令どおりに書いているだけです。表記が混ざっていること自体は、団体の信頼性とは関係ないので安心してください。
結局どっちを使えばいい?場面別の目安
ここが一番知りたいところですよね。公的なルールを推測で決めつけることはせず、「迷わないための目安」として場面別にまとめてみます。
| 場面 | 使いやすい表記 | 考え方 |
|---|---|---|
| 税金の書類・申告の説明 | 寄附 | 国税庁や法令の表記に合わせる |
| 役所や自治体に出す書類 | 寄附 | 相手の様式・案内の表記に合わせる |
| 団体へのお礼の手紙・メール | どちらでも | 相手の団体のサイトの表記に合わせると自然 |
| 社内の案内・ブログ・SNS | 寄付 | 日常の文章でなじみがある |
| のし袋・封筒の表書き | どちらでも | 団体の案内があればそれに合わせる |

大切なのは、1つの文章の中で表記をそろえることです。途中で「寄付」と「寄附」が混ざると読みにくくなるので、どちらかに決めて書いてみてください。
封筒やのし袋の書き方は寄付の封筒・のし袋の書き方|表書きと名前の書き方で紹介しています。
公用文ではどう書く?
自治体や役所の文書を作る立場の方は、まず所属先のルールや、関係する法令の表記を確かめておきましょう。この記事で確かめた範囲では、法令や国税庁・総務省・内閣府などの文書は「寄附」で書かれています。
公用文の表記の基準は、この記事では推測で書きません。迷った時は、所属先の担当部署や文書規程を確認してみてください。
表記より大切な「寄付する前に確かめたいこと」
『どっちの字を使うか』で迷う気持ちは分かります。ただ、実際に寄付する時に本当に大切なのは、寄付先の中身のほうなんです。
- 団体の正式な名前と法人の種類を確かめる
- 活動内容と寄付の使い道が公開されているかを見る
- 受領証が出るか、寄付金控除の対象かを聞いておく
- 振込先の名義が団体の名前と同じかを確かめる
寄付金控除の対象になる寄付先は、国税庁のタックスアンサー1150で決められています。対象かどうかは寄付金控除とは?対象になる寄付と計算の考え方で、団体の見分け方は寄付先の選び方|信頼できる団体を見分ける5つのポイントで紹介しています。
寄付先を探す具体例として、遺贈寄付ガイド(gooddo)の場合
寄付先をこれから探す方に向けて、具体例を1つ紹介します。遺贈寄付ガイドは、gooddo(運営: gooddo株式会社)が運営する遺贈寄付の情報サイトです。
掲載されている団体は、2026年10月時点で142件です。活動テーマや活動エリア、寄付したい財産の種類、寄付金控除に対応しているかなどの条件から寄付先を探せます。
遺贈寄付の専門家と協力した無料相談会も案内されています。公式FAQでは、相談したからといって寄付しなければならないわけではなく、決めるのは相談者自身だと書かれています。
寄付は、自分の生活を優先し、余裕のある範囲で考えるものです。どんな団体があるのか、まずは眺めてみてください。
遺贈寄付ガイド
遺贈寄付ガイドで、想いを託せる寄付先を探してみる
gooddoが運営する遺贈寄付ガイドでは、子ども・教育や医療、動物保護、災害救援など活動テーマや、現預金・不動産・有価証券といった寄付したい財産の種類、寄付金控除や紺綬褒章の推薦への対応などの条件から寄付先を探せます。専門家と協力した無料相談会も案内されています。
相談無料遺贈寄付ガイドで寄付先を探す(gooddoが運営する遺贈寄付ガイドの公式サイトに移動します)
よくある質問
「寄付」と「寄附」はどちらが正しいですか?
どちらも正しく、意味も読み方(きふ)も同じです。法令や国税庁などの公的な書類では「寄附」、新聞や団体のサイトでは「寄付」がよく使われています。
役所に出す書類ではどっちを使えばいいですか?
相手の様式や案内に書かれている表記に合わせるのが無難です。国税庁や総務省などの文書は「寄附」で書かれています。
団体のサイトで「寄付」と「寄附」が混ざっていても大丈夫ですか?
大丈夫です。税制の名前(寄附金控除など)を法令どおりに書いているだけのことが多く、表記が混ざっていることは団体の信頼性とは関係ありません。
まとめ
- 「寄付」と「寄附」は意味も読み方(きふ)も同じ
- 法令や国税庁・総務省・内閣府などの公的な書類では「寄附」と書かれている
- 新聞や団体のサイト、日常の文章では「寄付」がよく使われる
- 迷ったら相手の書類や案内の表記に合わせ、1つの文章の中ではそろえる
- 表記よりも、寄付先の法人の種類や使い道、受領証を確かめることが大切
税金の手続きで迷った時は、国税庁のページや税務署で確認してみてください。個別の判断は、税理士・弁護士・司法書士・税務署・公証役場で確認するのが安心です。
出典として、国税庁 タックスアンサー1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)、総務省 ふるさと納税以外の寄附金税制、内閣府NPOホームページ 寄附に伴う税制上の優遇措置を参考にしています。





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